奨学金という名の借金を、300万円ほど背負っていました。
19歳で、毎月8万円借り始めて3年間の学生時代に合計288万円を借りました。
それを16年で返済していくので、毎月の支払いは16000円程度になり、それを16年間支払う契約です。
19歳の若者に、300万円借りるという意識はあまりなく、毎日遊ぶ時間も無いくらいにアルバイトに精を出していたので、月々の収入は学生ながら15万円ほどありました。
奨学金を借りる必要がないくらいに稼いでいた私は、じゃんじゃん服を買ったり、後輩にご飯をおごったりしていました。今考えれば、かなりもったいない話です。
そんな、まったくハングリーではない学生時代を過ごした私は、お金を稼ぐことに執着しないまま、商売を始めてしまい、かなり痛い目にあいました。
数万円の借金返済にも苦労する有様で、そのときに初めてお金の大切さがわかった気がします。
現在では商売も軌道に乗り、残り100万円程度になった奨学金はいつでも完済することができる状態ですが、借金で苦労した自分を忘れてしまわないように、まだそのまま返済し続けています。
毎月銀行の通帳に記帳されるショウガクキンの文字は、明日も頑張って働こうという、私のやる気を奮い立たせる効果があります。